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絵本の思い出

今週(3/3〜7)のファミリー・トークは「絵本の読み聞かせ」をテーマにお話ししています。

番組の原稿を書いている時、僕は2番目の子ども「宏樹(24歳)」に、小さい頃に絵本を沢山読んでもらったことを覚えているか尋ねてみました。以下がその時の息子との会話です。

「もちろん覚えてるよ! 絵本は大好きだったからね〜」
「じゃあ、どの絵本がいちばん好きだった?」
「いちばんて言われると困るけど・・・、そうだ『ピー、うみへいく』っていうのがすごく好きだったなー!!!」
「えー! それってお父さんも小さいころ読んでもらって大好きだったんだよ〜! 」
「え! そんな昔からあったんだ! いいものって時代を超えてるね〜」

僕は親子が同じ絵本に夢中になったことを知って、とても嬉しくなりました。
子どもにとって絵本は、自分の知らない世界に連れて行ってくれる魔法の扉のようなものです。
見たことがないもの、行ったことのない場所、経験したことがないことを想像力を掻き立てられながら疑似体験していくわけです。それを通していろいろなことを知り、感受性を高められ、倫理観や正義感や人を思いやる気持ちを養われていきます。
おまけに、親が時間をかけて読み聞かせてくれることで、子どもは自分が親にとって大切な存在であることを実感します。絵本の読み聞かせの素晴らしさは、言葉にしたらきりがありません。

ところで、「ぴー、うみへいく」のことを息子と話しているうちに、あまりにも懐かしくなって、もう一度手にとって開いてみたいと思いました。そこで、ネットで調べたところ、今でも古本として入手できることが分かったので早速注文しました。

届いた封筒をドキドキしながら開けると、傷やシミのないとても状態の良い本でした。すぐに手に取ってページをめくると、もう50年以上前のことなのに、次第にその時のことが鮮明によみがえって来て胸が熱くなりました。でも、今の僕と小さいときの僕では、絵を見たときの印象がまるで違うことにも気づかされました。

港の中をお客を乗せて観光して回る小さな遊覧船のピーは、ある日、港に入ってきた大きな外国船から広い広い外の海のことについて話してもらうのですが、正直に言うと、僕は小さい頃その外国船が怖かったのです。大きな外国船の目が小さな遊覧船を上から見下ろしているページがとても怖くて、はやく次に進んでほしいと思ったほどでした。子どもにとって、絵本の世界はものすごくインパクトがあるし、大人の想像を遥かに超えたリアリティーがあるのです。しかも、この本のストーリーはとてもシンプルで短いのですが、当時の僕は何度読んでもらっても、読み終わった時にはいつも大冒険をして帰って来たような気がしていたのです。

さらにもうひとつ、今になってびっくりする事実を知らされました! ぼくは、この絵本に出てくる大きな外国船の名前をずっと「カロニア号」だと思っていました。でも、今になって絵本を見てみると外国船には名前など書かれていませんでした。それなのにぼくはカロニア号という名前で今に至るまでずっと記憶して来たのです。どうしてだろう? としばらく考えてから急にひらめきました。そう言えば小さい頃、両親に連れられて横浜の港に行き、そこに停泊していた巨大な客船を見たような気がしてきました。慌ててネットで調べてみたら「ありました!!!」1958年4月14日にイギリスの大型客船カロニア号が横浜港に入港してしばらく大桟橋に停泊したのです。当時2歳のぼくはその船を見たのです。そして、絵本の世界と現実の世界が一緒になってしまったのでしょう。確かに、いま絵本を見るとそれはまるで横浜港のようです。そして絵本の中の外国船とカロニア号もとてもよく似ていたのです。

「子どもたちに絵本を読み聞かせることは、本当にすばらしいことなんだな〜!」と、懐かしい絵本と再会した私は感無量です。そして、読み聞かせてくれた今は亡き母のことを思い出して・・・・・・

絵本1

絵本2

絵本3

絵本4

絵本5

1958年4月 横浜港大桟橋に停泊中のカロニア号
200.jpeg






  1. 2014/03/05(水) 19:09:30|
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