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コーンスープの思い出

先日、羽田空港で朝一番の札幌行きの便に乗るためにロビーのベンチで搭乗時間が来るのを待っていました。なにげなく壁際の自動販売機に目をやると、今まで冷たい飲み物ばかりだったのが、半分くらい暖かい飲み物に代わっていることに気が付きました。

東京も朝晩はめっきり寒くなりましたから、僕は暖かいコーヒーを飲みたくなって自販機の前に立ちました。すると、美味しそうなコーンスープが目に入りました。そこで、コーヒーをやめてコーンスープのボタンを押し、ベンチに持ち帰って熱々の缶を、両手で包むようにして、冷たい手を暖めながら飲みました。
すると、なぜか小さい頃の思い出がよみがえりました。

僕がまだ小学生の時、父に連れられて新幹線に初めて乗った時のことです。父は公立中学の教師をしていましたが、当時の教員は給料がとても低く、一般的な家庭よりもかなり貧乏な暮らしをしていました。そんな時代に家族で新幹線に乗った時、父は突然「耕弐、食堂車に飲み物を飲みに行こうと」と言って、私を食堂車に連れて行ってくれたのです。

当時、新幹線には食堂車があって、帝国ホテルが料理を提供していました。僕にとっては新幹線に乗る事自体が特別にリッチな経験だったのに、まさか食堂車で帝国ホテルの高級な飲み物を飲めるなんて、まさに夢のようでした。その時に父から勧められて飲んだのがコーンスープだったのです。

あの時のことを、57才の私が今頃急に思い出したのです。そして、なぜ僕が自販機でコーンスープを見つけると、ついついボタンを押してしまうのか、その理由がわかったのです。それは、新幹線の中で私が感じた父親の愛情のためだったのです。

学校の成績が極端に悪く、いつも劣等感に悩まされていた当時の僕にとって、父が食堂車でコーンスープ飲ませてくれたことが、どんなに大きな出来事だったことか、、、今年の夏88歳で亡くなった父には一度も話したことがありませんでしたが、それは今の私の行動や嗜好まで影響を与え続けるほどの出来事だったのです。

きっと、みなさんにも思い当たる様々なことがあるでしょう。幼い頃に親から受けた愛情は、生涯に渡って影響を与え続けるものなのです。
  1. 2013/11/12(火) 14:53:07|
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