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やなせたかしさん

アンパンマンの作者として有名なやなせたかしさん(94才)が10月13日、心不全のため亡くなりました。僕は番組でも講演会でも、やなせさんのことを引き合いに出して「人が一生幸な人生を送る秘訣」についてしばしば語らせていただいていただけに本当に残念でなりません。

やなせさんは、東日本大震災が起きる少し前に引退を考えられましたが、地震と大津波に見舞われた被災地で、アンパンマンのマーチを聞いた子供たちの顔に笑顔が戻ったことを聞き、生きている限りまだ自分にはやるべきことがあると思い直し、生涯現役を貫かれました。

2年ほど前のことですが、夜遅くテレビをつけたら、お笑いコンビの爆笑問題のお二人が、やなせさんの書斎におじゃまして、実に興味深い話を引き出していたので、最後まで見入ってしまいました。お二人が、ヤナセさんに元気の秘訣を尋ねると、ニコニコしながらこんな話をされました。「若い頃、高い山に登ったとき、そこで郵便屋さんに出会ったんですよ。僕は、そんな山の上まで郵便を届けに来る郵便屋さんがいることにびっくしちゃって、『どうしてこんな大変な仕事を続けられるんですか』って聞いたら、『大変じゃありませんよ。普通の人は山に登ってもお金をもらえるわけじゃない。でも僕はもらえます。それに、何よりも、僕が郵便を届けると、それを喜んでくれる人がいますから』って、そう言うんですよ。なるほどと思ったね。僕は、芸術家もそれと同じだと思いました。喜んでくれる人がいるから、いくつになっても楽しくて、やめられないんですよ。」その話に、僕は大きくうなづきました。

さて、僕はついも子育てついてお話ししていますが、親たちが子供たちに是非ともしてあげるべき大切なことの一つ、それは自分のためだけじゃなく、他の人のために生きることの喜びを、いろいろな機会を捉えて経験させることだと思うんです。そうしたら、子供たちはきっと幸せな人生を歩んで行けるからです。

自分のことばかり考えている人の生き方は、年をとるにつれて、人生の意味や生きる喜びを失ってしまいますが、他の人のために生きることの喜びを経験した人たちは、決して生き甲斐を失うことなく、いつまでも幸せな生き方をして行くことが出来るんです。やなせさんはまさにそのお手本のような人生を歩まれました。

ところで、そんなやなせさんがお手本とされた人物がいました。イエス・キリストです。やなせさんはクリスチャンだったので、キリストの犠牲的な愛と正義を自分の人生の拠り所とされていたんです。やなせさんは「本当の正義とは、スーパーマンのようにただ悪いやつをやっつけてそれでおしまいという短絡的なストーリーの中にはない」と言っておられました。「そんなことをしたら憎しみや復讐心を生み出すだけです。自分が犠牲を払うことなしに本当の正義を貫くことなんかあり得ないと僕は思うんです」と語っておられました。実は、その考え方こそがアンパンマンを生み出したんです。そして、自分を犠牲にしてでも貧しい人や弱い人を助けるアンパンマンは、幼い子供たちの心にもちゃんと理解され、大きな影響を与え続けてきたんです。

やなせさんは、笑いながら「アンパンマンを見て育つ子供はいい子に育つよ」と言っておられましたが、冗談でなく僕も真剣にそう思います。世の中には、残念ながら子供たちに害を与えるアニメや漫画も沢山あるからです。親たちは子供たちに何を見せるのか見せないかを、よく考えてみるべきではないでしょうか。
  1. 2013/10/16(水) 22:29:27|
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